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弊社商品不良に係るご報告と豆腐工場生産再開のお知らせ

お客様各位

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

11月末より発生しております、弊社豆腐工場生産製品の不良により、多くのお客様に多大なるご迷惑をお掛けしました事、深くお詫び申し上げます。またすでに召し上がられた多くの方には、不快な思いとご不安をあたえてしまいました事、重ねてお詫び申し上げます。

この度の問題につきまして、原因がほぼ特定できましたので下記の通りご報告申し上げます。

                      

                      記

不良内容   外国産大豆使用製品から異臭、異味がするとのお申し出が多数発生しました。

原因     弊社大豆サイロに入れた外国産大豆よりお申し出と同様の異臭を確認出来ました。また

       該当大豆を一時保管している港の倉庫からも同様の臭いを確認出来ました。

       大豆を入れている輸送用フレコンバックの外部には塗料のような汚れが多数付着してお  

       り港に残されていた輸送用の金属製のコンテナーの内壁塗装と一致しました。

       今回はコンテナー内壁の塗装が新しく、残存していた臭いがフレコンバックと通して中

       の大豆に吸着したものと思われます。

       弊社としましても大豆の納入を業者に任せ、受け入れチェックに不備がありました。

原因物質   2,4ジクロロ-6-メチルフェノール

       研究機関において臭気検査検査を行ったところコンテナ内壁、フレコンバック、大豆、

       異常製品いづれからも上記成分が検出されました。

       この物質は塗料や防腐剤などあらゆるものに幅広く使用される物質です。

健康被害状況 現段階において召し上がられたお客様からの健康被害のお申し出は頂いておりません。

       ただし異味、異臭によって一時的に気分を悪くされたり、お腹の調子を崩された方は

       いらっしゃいます。

人体への影響 原因物質は少量であっても非常に強い臭いを発するものでありますが、毒物ではありま

       せん。

       製品に含まれる物質量の測定は困難であり、数値としてお示しは出来ませんが、一般論

       として大豆から豆腐に加工した場合製品の15%程度が大豆成分になります。今回弊社

       は外国産大豆を問題のあった大豆と、問題のない大豆の2種類半々のブレンドで生産して

       おりましたので実質の問題となる大豆の成分は7.5%と仮定されます。

       異常製品の異味、異臭は明らかですが、外部検査機関における臭気検査で大豆から検出

       された物質の反応は僅かで、異常製品からの反応は更に小さくなっております。

       大豆成分の含有から考えましても原因物質の製品への混入は極めて微量であり、人体へ

       の影響の可能性は低いと思われます。

再発防止策  ・該当不良大豆の撤去、廃棄および工程で使用した食用油など原料の入れ替え

       ・保管サイロ、製造工程全ての機械、機器の洗浄の実施

       ・製造工程に該当物質の残留がない確認の検査の実施

       ・海外産大豆の港湾受け入れ時のチェックの見直し

       ・工場受け入れ時の大豆チェックの見直し

       ・大豆仕込み時のチェックの見直し、工程ごとのチェック体制の強化

       ・品質管理部門による相互的品質チェックの実施

       上記実施対策は地元保健所担当官も同席の上実施しており、内容に問題の無いことも確

       認頂いております。

お客様への周知 

       弊社当HPにて新たな情報はお知らせいたします。

       また近日中に新聞社告にてお客様へのお知らせを行う予定です。

生産再開について

       全てのお客様に納得頂ける状況でないことは重々承知しておりますが、上記再発防止策

       の実施により12月12日生産(13日店頭販売分)より豆腐工場を再開させていただきたく

       存じます。

       品質管理体制の徹底により、今回の商品不良によって失われたお客様からの信頼を少し

       づつでも回復できるよう、今まで以上にお客様に喜んで頂ける商品づくりを目指す所存

       でございます。

       お客様には何卒ご厚情を賜りますようお願い申し上げます。